iPhoto 4 と Spotlight

発売時期を考えれば、Mac OS X 10.4 とベストマッチングなのは iPhoto 5 だというのは予想がつく。しかし私が使っているのは iPhoto 4。アプリケーション自体は Tiger でも何の問題もなく動作するのだが、Tiger との連携機能が動作してくれないのは残念だ。

もちろん、iLife '05 を買えばすべて解決!な訳だが、iMovieiDVDGarageband も使うアテがない上に、iPhoto 4 すら最近買ったばかりなので、なんとか別の方法を考えたい。Mail.app との連携はできなくてもいいが、Spotlight 検索は何とか使えるようにしたい。…きっと他にもそう考える人はいるだろう、と思い、Google でそれらしいキーワードを打ち込むと、こんなのを見つけた:

Automator を使って、iPhoto 4 の写真を Spotlight 検索可能にしてくれるというものだ。早速ダウンロードしてみたが、実際に活用するにはいくつかのポイントを押さえておく事が必要。以下に列挙しておく:

  1. まず、これは Automator のアクションであり、ワークフローではない。これをダブルクリックするだけで何か作業が始まる訳ではないので注意。
    1. Automator を起動し、「ファイル」>「アクションの読み込み...」でまずこのファイルを読み込もう。
    2. それから、このアクションを使って自分でワークフローを作成する。一番簡単なのは:
      1. まず「選択した iPhoto 項目を取得」を放り込み、
      2. 次に「Make iPhoto4 Images Spotlightable」をつなげる。これだけで良い。
    3. これを適当な形式で保存する。アプリケーションが無難かね。
    4. 使うには、まず iPhoto で写真を選択する。そして、その状態で上で作成したワークフローを起動すれば良い。
  2. iPhoto 5 用の標準 Spotlight プラグインとは違い、こいつは「キーワード」を Spotlight 検索の対象にするのではない。写真の「タイトル」と「コメント」が対象になる(図)*1。「キーワード」をいくら貼付けても見つけてくれないので注意。


この Automator アクションを使う方法は、動作がそれほど速くないのと、全体的に作業がやや煩雑であるため、もっと他に良いオンラインウェアやテクニックがないかしら、とも思うが、とりあえずこれで Spotlight 検索を活用することができるようになる。まだ iPhoto 4 で頑張っている人は、試してみると良いかも。

*1:原理的には、画像ファイルにこのタイトルとコメントを Spotlight コメントとして書き込んでいるに過ぎない