PowerBook かんさつにっき(その8)

月曜日の夜、自分の部屋に戻ってきて、(三日間暖房が使用されなかったために)すっかり冷えきった部屋で、ストーブより先に PowerBook の電源ボタンを押す私。「ジャーン」と起動音がなり、灰色の画面でぐるぐるがしばし回り、「Mac OS X を起動中...」のプログレスバーが……


……で、出てない?!


ブルースクリーンのまま固まってしまっているではないか。サーッと私の顔も青くなる。落ち着け落ち着け。とりあえず Tiger DVD を突っ込んで DVD から起動させてみるが、やはり途中で固まってしまう。?!?隣でジージーと動き始めるストーブの音が耳障りでイライラする。どうして?何が起きたの?ホワイなぜなんだ?!


ところが、あまり期待せず FireWire 外付けハードディスクからの起動を試みてみると、どうやら成功して、いつも通り起動に成功した。内蔵ハードディスクもちゃんと見えるし、ユーティリティでチェックしても異常は見られない。ハードディスクや、ソフトウェアの異常ではないことが伺える。半信半疑で内蔵ハードディスクから再び起動させてみると、こっちもちゃんと起動したではないか。ただし、いつもと違って、途中で画面が「グニャッ」という感じでうにゅうにゅとブラックアウトしてから起動する。…メモリか、ビデオチップか、そのあたりが少し本調子ではないようだ。


どうもこの PowerBook、部屋があまりにも冷えきっていると機嫌が悪くなるらしい。早朝のスリープ解除後、カーネルパニックが発生するのも、深夜〜早朝の冷え込みのせい、と考えられなくもない。しばらくしてボディが暖まってくると、何事もなかったように動くのだ。そしてすぐに自らカイロのごとく熱くなってくれるのだが…


どうもすっきりしないが、他に有力な理由も見当たらない。これが私が直面した現実だ。あまりそんなトラブルなど、聞いたことがないのだが……