行き詰まったとき、ここに戻る

CMLogFinder アイコン

私が初めて作った Mac OS X 用のアプリケーション。それは、CMLogFinder である。そろそろ知っている人も減ってきたかな?…まぁ、AppleScript Studio アプリケーションだから、少しチープというか、格が下がるというか、アレなんだけどね。でも、一から自分で作った、思い出のアプリケーションなんだ。
2005年の9月に、私は CMLogFinder(以下、CMLF)をディスコンにした。それは CMLogBuccaneer(以下、CMLB)に速度面で大きく劣っていることに絶望したのと*1、CMLF の存在自体が、BathyScaphe を最近使い始めた人達に、『tsawada2 は過去ログの管理をわざわざ別アプリでやらせようとしている。訳分からん。托イ。これはひどい。』みたいな誤ったメッセージを与えていると感じたからだった*2
その後、自分自身でもしばらく CMLF を放置し、CMLB を使う日々が続いていた。が、2006年の4月頃から、私は自分で使う為に、CMLF に再び大きな改良を施し始めた。やっぱり CMLB は速いけど、私は自分で作った CMLF の方が性に合った(そりゃそうだ)し、何より、BathyScaphe をはじめとするプログラミングに行き詰まったとき、やる気が出なくなったとき、なんだか CMLogFinder のプロジェクトを Xcode で開くと、気持ちが楽になるんだ。元気が出るというか、リフレッシュできるんだよ。それはきっと、CMLF が AppleScript Studio アプリであるところの必然的な構造の単純さ、そして何より 2003 年以来自分で育ててきた、CMLF への思い入れのせいなんだろうと思う。


ここ数ヶ月、BathyScaphe の開発が滞っている。もう皆おしっこ漏れそうってくらいムズムズイライラしているのはわかっている。そんなときに、今さらこんなものを出したって、余計に皆をイラ立たせるだけだということも解っているつもりだ。『そんなどーでもいいモンいらねぇんだよ。早く BathyScaphe 作れや!』ってね。でも、ここで思い切って出しちゃうことにした:


この数ヶ月密かに手元で使っていた CMLF 1.3 だよ。10.4.x 専用、サポート無し。ちなみに Universal Binary。もしまだ CMLF を使っている人が居たら(そして Tiger なら)、試してみて。


これを出して、自分の中で何となく、いろいろ、リセット。気持ちを入れ直して、また BathyScaphe のソースにアタックする日々を始めようと思うんだ。幸い大学も夏休みに入る(学部のときよりは遊んでる暇はないけどさ)。まずはできるだけ早く、カタチになったものを出せるように、頑張る。頑張ってる。だから、もう少しだけ、待ってください。すみません。

*1:勘違いしないでほしいが、CMLB には何の恨みもない。私は今でも、一般の BathyScaphe ユーザには CMLB をログ管理ツールとして推奨する。

*2:一生そういう形態を続けるつもりは、もちろんないよ!