結局、G3 600MHz と G4 867MHz の体感的違いは?

PowerBook を使い始めてから2週間ちょっとになる訳だが、結局 iBook G3 600MHz と比べてどんなもんか、という感想をさくさくと書き留めてみよう:

  • 全体として:それほど劇的に早くなったという気はしない。あるいは、もう慣れてしまったか?まぁクロックだけで見ると 1.4 倍程度しか上がっていないから、あまり期待するものでもないだろう。
  • やっぱりメモリ:iBook は増設して 384MB でやっていたが、PowerBook は 256MB 。この差が予想以上に大きいことに気づいた。4つくらいアプリを立ち上げていると、切り替え時にガリガリガリ、とハードディスクが騒ぎ立て、思考が止まってしまう。つまり仮想メモリ依存症という訳だ。逆に言えば、メモリをたっぷり積むことでストレスは多少なりとも軽減できるだろう。ここは唯一 iBook に劣る部分だ。
  • グラフィックはスムーズ:2001 年の iBook に比べると、ビデオチップ、VRAM 容量がかなり強化されているので*1、Exposé 、DashboardTiger 内蔵のスライドショーなどがずいぶん快適になった。体感的に速くなった、というわけではないが、滑らかに、奇麗になったと感じる。一番使っていて感動できるポイントだろう。
  • アプリ実例:Xcode のビルド、Gimp の起動などははっきりと高速化が実感できている*2Safari の起動も速くなったかな。他のアプリケーションはそれほど違いを感じない。
  • iTunes:こいつがトータルで一番恩恵を受けているソフトだろう。iBook に比べて CPU、コンボドライブ、ビデオチップ、すべての性能が向上したので、読み込み、CD 作成、ビジュアライザ、すべての機能でレベルアップだ。そして、私の環境では Velocity Engine が役に立っているほとんど唯一のソフトウェアである。

スペックだけを考えればあと1万ちょっと足して最新の iBook でも買えばよかったかもしれない。でも、PowerBook はこう、スペックとかじゃなくて、所有する喜びっていうのかしら?やー、とにかく、嬉しいんですよね。昔からずーっと憧れだったから。キーボードも iBook よりずいぶん打ちやすいし、やっぱり PowerBook にしてよかったな、と思うな。

*1:もちろん、現行モデルから見ればぜんぜん大したことないのだが。むしろ最低ランク? orz

*2:これは、ハードディスクを新しいものにした効果なのかもしれないが。