帰省しました

いつも石勝線を特急で駆け抜けるだけじゃ変化に乏しいので、たまには函館・根室線経由で帰ってみることにした:
(注)帰省したのは8月12日。日記を書いたのは8月13日。


出発:143M 札幌837→岩見沢919

一本後の145M(844発)でも良かったのだが、駅に早く着いたので 143M でスタートすることにした。入線してきた143M は721系+731系の6両編成(最近この組み合わせが増えた気がする)。どう見ても721系の転換クロスシートの方がおすすめです、本当にありがとうございました。それほど混雑もなく、ゆっくり座って岩見沢へ。白石を過ぎて、いつもの千歳線と別れて函館本線へ入るだけでも、おおぅ、新鮮だ。その後もずっと初見の沿線風景が続く訳で、窓の外をずっと見ながらあっという間に岩見沢に到着した。
岩見沢駅は火災で駅舎を失って以降、まだ仮駅舎での営業が続いている。ギラギラと暑い空、長く伸びるレール、人気のないホーム、じっと折り返しを待つ銀色の電車、プレハブの小さな駅舎…これらの組み合わせが何とも言えない雰囲気だ。そこそこ賑やかなんだけど、どこか寂しさが漂うというのかな。でも嫌いじゃないな、こういう空気。鉄道らしい感じがした。

乗り換え:7043D 岩見沢943→富良野1101

岩見沢から7043D『フラノラベンダーエクスレス3号』に乗り換え。特急なので自由席特急券が必要だ。しかしこの臨時特急のおかげで、根室線経由で新得に抜けるのにちょうどいい接続が組み立てられるのである。今回のキモだね。
3号は13日までノースレインボー車両での運転。これに乗るのも初めてだ。さすがにリゾート特急だけあっていい感じだ。ハイデッカーの車窓は眺めも良く、車掌も随時沿線風景の見所を解説してくれるので楽しめる。
滝川から根室本線に入ると、ガクッとスピードが落ちるのをはっきり感じる。心無しかゴツゴツガタガタと、振動も増えたような…やはり線路規格が低いのか。赤平、芦別と、かつて石炭で賑わった町もどこか元気が無さげ。「本線」とはいえ、今ではすっかりローカル線なのだなぁ、としみじみ感じたのであった。
富良野に5分ほど遅れて到着。乗り換え列車の発車時刻が迫っているが、接続は取られているので心配ありませんとのアナウンス。それでも一応、小走りに跨線橋を渡る。

乗り換え:2429D 富良野1106→帯広1339

JR北海道の誇るリゾート特急から、平凡なキハ40に飛び込むと、地元のお客さんに混じって、レールファンとか旅行者とはっきりわかる人達も結構乗っている。単行かと思っていたが、キハ40 755+1741 の2両だった。1741の方に空き席を見つけてとりあえず座る。進行方向とは逆向きのボックスだが仕方ない。
富良野からは時折国道38号線と平行しつつまったり進んでいく。そろそろ寝不足のまぶたが重くなってくる頃なのだが、窓を開けて風を受けると気持ちいいね。
途中の落合駅で15分ほど停車。運転士に断ってホームに降り立とうと思ったら、同じことを考えているレールファンないしは旅行者が5、6人居て、ぞろぞろとドアへ向かって行く*1のが少し面白い光景であった。ついでにここでキハ40 755 の方に進行向きの空き席を見つけたのでこちらに移動。天井を見るとJNRマークのついた扇風機がぐいんぐいんと廻っている*2。さすがである。
新狩勝トンネルに入ってしまえば、後はいつもの石勝線経由特急列車の旅とルート的には同じで、見慣れた光景が続く。芽室辺りからは帯広に遊びに行くのだろう、少年少女が大量に乗車してきてにわかに混雑。そして定刻通り、帯広駅に滑り込んで、小さな旅は終わったのであった。

帯広も暑い

札幌でも毎日暑さに苦しんできたが、帯広もそれ以上にギラギラと暑いなぁ……ま、溜まってる勉強もこなしつつ(予定)、しばらく実家でエネルギーを充填したいと思います。

*1:ワンマン運転なので一カ所のドアしか開かないのだ!

*2:1741の方はクールファンに取り替えられていたので、扇風機はなかった