浅野・海芝浦・扇町・浜川崎訪問

いつも土曜日となればつい昼まで寝てしまって、午後もダラダラあっという間に終わってしまうのだが、今日は用事があって強制的に午前中から外出。午後一番から有効に時間を使えることとなった。昼ご飯を食べた時点で川崎駅にいたので、「あぁそうだ、これから鶴見線に乗りにいこう」と思い立って、京浜東北線で一駅、鶴見へ向かったのである。

鶴見線ホームへ向かうと、まもなく浜川崎行きが出る所。その次は?30分後に海芝浦行きか……よし、ではまず途中の浅野駅で降りて、駅猫を探してから海芝浦へ向かうことにしよう、と決め、浜川崎行きに乗り込んだ。

浅野駅

んで、浅野駅で下車。立派なカメラを持った人が2, 3人すでにホームにいらっしゃる。鉄道撮影か、猫撮影か、両方なのか?いずれにせよ、鶴見線もそれなりに人気スポットのようである。早速猫を探してうろうろすると、花壇の中で黒駅猫が2匹、昼寝や毛繕いをしていた。しばらくすると花壇から出て、ホームをうろうろしだしたので、少し近寄って撮影させて頂く。ちなみに私は iPhone で撮影である:

人に対して慣れているというか、「撫でたければどうぞ」って感じで逃げも隠れもしない。わしわし撫でさせてもらう。あんまり邪魔しても悪いので、黒猫を切り上げて他の猫を探してもう一度うろうろ回ってみると、今度は長毛種の駅猫が草むらの中でくつろいでいるのを見つけた。こちらは残念ながら、近寄ると逃げられてしまった。黒猫よりは警戒心が強いようである。あるいは、クーデレとツンデレの違いかもしれない。写真も撮れず。

海芝浦駅

30分後の海芝浦行きに乗って先へ進む:

海芝浦駅は二回目だが、今日も潮の香りが Leading Innovation していて良い感じだ。ここには猫はいないけれど、癒されることに変わりはない。海芝浦駅も親子連れ、カップル、鉄道ファン等様々な人が見受けられ、興味深い。


まぁ、そうはいっても1時間も滞在するほどではないので、十数分の折り返し時間で満足、満足。折り返し浅野駅まで戻る。ここで今度は扇町行きに乗り換えて、扇町へ向かう。こちらも鉄道ファン、カップル等が多い。運転席後方に彼らが鈴なりでかぶりついている光景は、なかなか興味深いものであった。私も本当はかぶりつきたかったが、チキンなのでロングシートにちょこんと腰かけて、時折身体をねじって窓の外を眺める程度にとどめておいた。安善駅のタンク車の列などを見て感激したりしていたら、扇町駅に到着:

扇町

扇町駅も駅猫が多いとは聞いていたが、正直ここは浅野駅の比ではなかった。まずヒトもネコも勢いが違う。ホームに降りると大勢の大人が猫を撫で、餌の缶詰(持ち込みか?)を開封して地面にぶちまけ、猫用段ボールハウスを感心した様子で眺め、写真を撮影している。そして猫も餌が貰えるせいか、ニャーニャー鳴きまくって縦横無尽に駆け回っている。いやぁ、すごいぞ……やがて猫たちはそれぞれの場所でガツガツと食事に打ち込みだした:

ご飯が終わってからゆっくり相手でもしてもらいたいものだったが、電車がほどなく折り返してしまうので(そしてその次の電車まで待つのも長すぎなので)、ちょっと残念だが退散。

浜川崎駅

今度は浜川崎駅で下車。ここで南武支線に乗り換えて尻手へ抜け、そして南武線で引き揚げようという算段です。駅構造は Wikipedia 等で予習していたけれど、実際に訪れてみるのがやはり一番だね。思ったよりわかりにくいということも全然ないし、看板も親切で懐かしい匂いがする:

南武支線側の駅舎へ行くと、もう電車はホームで待っていた。

浜川崎駅では鉄道ファン、カップル、猫ファン等の姿はもう見かけることはなかったが、老夫婦が写真を撮りながらなかよく駅周辺を散策していたのがちょっと印象に残った。あと、DE11 2000番台がタンク車を何両か推進して、入れ替えをやっていた。けっこう迫力があるんだね。


そして、南武支線を走り出せば、川崎新町八丁畷ときてたちまち尻手。ごくごく短いものですね。最後に尻手駅EF64 牽引の貨物列車を目撃しつつ、いつもの南武線で帰宅しました。猫と鶴見線を堪能した、有意義な午後でした。